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更新日:2018年4月13日

箟峯寺の算額

昭和46年5月編、昭和50年7月補遺「宮城の算額・続補遺」(八巻壽亮、平山諦、生駒利夫編)の中に箟峯寺の算額について取り上げています。

前文は次のようです。

「宮城県遠田郡涌谷町箟岳箟峯寺本堂に現存する。昭和44年10月宮城高専小林正孝氏調査して写す。また涌谷町佐々木敏雄氏も調査報告された。二者相補って次に掲ぐ。別に一枚の算額も現存するが磨滅して判読し得ないと言う。」

箟峯寺本堂には二枚の算額があったことがわかります。そのうちの一枚の調査結果が次の通りです。図形問題3題で、

前文(略)
于時大正四年陽春三月

続いて問題と解答

1遠田郡沼部村字上高野
 鶴山 荒武造国胤
2同人
3玉造郡一栗村上野目
 岩川 佐藤幸太郎国信

となっていて、奉納年月と奉納者名が記されています。

また手元にはコピーですが、

箟嶽山観音堂掲額
和算問題並解答
大正二年八月一五日寫
無夷山箟峰寺
石川謙吾

と書かれた表紙の写本があります。

于時明治十歳一月
關流麻生良藏國弘門人

の書き出しで文章題1問と図形問題4問それぞれ解答つきで掲載されています。

1佐藤門英
2岩崎弥藏正則
3髙橋哲之進義次
4磐山先生門人邊見由藏信重
5同 佐々木梅治髙忠

として同じく奉納年月と奉納者、解答者がわかります。磨滅してとされたものが、実は大正2年に解読されていたのです。

【写真は大正4年奉納の算額の図形問題】

(涌谷町文化財保護委員:坊城延溟)箟峯寺算額

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宮城県遠田郡涌谷町涌谷黄金山1-3

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