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更新日:2022年5月9日

教えて涌谷の特産品!涌谷町の「そら豆」

隠れた涌谷町の特産品『そら豆』

そら豆1大きなサヤと実が特徴の「そら豆」。「そら豆」はサヤが空に向いて育つことから「空豆」、蚕が作る繭の形に似ていることから「蚕豆」と書くこともあります。空に向かって上を向いていたサヤが、下に下がってきたら収穫の目安。採れたて「そら豆」の甘みが強く、ホクホクふっくらとした食感は、この時期限定の味わいです。

涌谷の特産品!第2弾では皆様の食卓に彩りを添える「そら豆」について、ご紹介します。

(画像提供:宮城県)

世界最古の農作物!?そら豆の歴史と特徴

そら豆2「そら豆」歴史は古く、多くの古い遺跡からも出土されています。日本には奈良時代にインドの僧によって中国から持ち込まれ、世界最古の農作物のひとつと言われています。その後、明治時代になると欧米の品種が導入され、本格的な栽培が始まりました。

宮城県の「そら豆」栽培は、全国順位第6位。主な産地として、村田町や蔵王町、栗原市が有名ですが、我が町、涌谷町も県内順位第3位(農協別販売実績)。昔から「そら豆」の栽培が盛んに行われており、現在23名の生産者により、作付面積185アール、約30トンの「そら豆」が生産されています。(令和元年産データ)(画像提供:宮城県)

「そら豆」は6月中旬から下旬にかけて、収穫が始まる初夏の食材です。

主に京浜市場にこの時期の主力品目として出荷され、品質の良さから遅出し産地の「終わり初物」として珍重されています。

「美味しいのは3日だけ!」と言われるほど鮮度が命の「そら豆」。この時期の農家さんは収穫作業に大忙しです。

そら豆3 そら豆4

~そら豆の発芽~

最も一般的なのは、秋播き栽培。

1週間ほどで小さな芽を出します。

~そら豆の花~

3月から4月頃、同じマメ科のスイートピーに似た藤色の美しい色鮮やかな花を咲かせます。

ビタミンB2の含有量は豆類の中でトップクラス!「そら豆」の栄養価は?

そら豆5

「そら豆」は、ビタミンB1やB2、C、鉄分、ミネラル類などを豊富に含み、若返りの豆と言われています。特に多く含まれるビタミンB2は、成長ホルモンを促して、肌にハリや潤いを与え、健康な髪を保つために効果的です。

ソラマメの皮には、食物繊維がたっぷりで、コレステロールを減らす働きがあります。

皮ごと食べると栄養価が上がります。また、エネルギーの代謝を助け、体の調子を整えるミネラルも豊富に含まれているので、暑さで体力を消耗しがちなこの季節におすすめの食材です。

  • ビタミンB1:成長の促進や、記憶力の維持、心臓や筋肉の働きを正常に保ち、疲れを取り除く効果が期待できます。
  • ビタミンB2:皮膚・髪・爪の維持、代謝を良くし、目の疲れや視力維持の効果が期待できます。
  • リン:骨や歯を丈夫にして、脂質や糖質の働きをサポートする効果が期待できます。

味わってみませんか?初夏を告げる『そら豆』のおすすめレシピ♪

そら豆は鮮度が命!

品質が落ちるのが早いので、サヤ付きのものを購入し、調理の直前にサヤをむくのが美味しさの秘訣。茹でるとほっこりとした味わいになるのが特徴です。ドレッシングと和えてサラダにするも良し、お酒の肴にするも良し!旬の味わいをぜひ、お試しください。

春を味わう♪そら豆ごはん

そら豆ごはん【材料(4人分)】

米2合、そら豆10~15本位、酒大さじ1、塩小さじ1、塩昆布少々、黒いりゴマ少々

【作り方】

  1. そら豆はサヤから出し、縦半分に割る。
  2. 米を研ぎ、酒・塩・塩昆布を入れ、いつもの分量の水を注ぎ混ぜて炊く。
  3. 炊き上がりの10分前に炊飯器を開けて、1.を入れ、炊き上がりを待つ。
  4. 炊き上がったらそら豆を加えてさっくりと混ぜ、器に盛り、いりゴマをふって完成です。

ほっこりそら豆とプリプリえびの彩りのコラボ♪そら豆とえびのクリームパスタ

そら豆パスタ【材料】

パスタ100グラム、そら豆3本、むきえび60グラム、玉ねぎ4分の1個、牛乳200cc、コンソメ小さじ1、粉チーズ大さじ2、塩・こしょう適宜、粗挽き黒こしょう適宜

【作り方】

  1. そら豆はサヤから出す。玉ねぎはスライスに切る。鍋に湯を沸かし。そら豆・えびをさっと塩茹でする。
  2. そら豆の粗熱がとれたら、皮をむく。
  3. フライパンに水、牛乳、コンソメを入れて煮立たせ、スパゲティ、玉ねぎを入れ、ふたをして時々混ぜながら弱火で袋の表示時間通り加熱する。
  4. 粉チーズを加え、混ぜながら水分を飛ばし、そら豆、えび、塩こしょうを加えて混ぜる。
  5. 器に盛り、お好みで粗挽き黒こしょうをふり完成です。

食材一口メモ

食材一口メモとしてのゆで方と保存のポイント【茹で方のポイント】

食感がおいしさのポイントです。茹で過ぎは禁物!!

たっぷりのお湯で1分半ほど茹でるのがちょうど良い加減です。塩などを少し付けるだけで甘みがグンとアップします。

【保存のポイント】

サヤ付きのままポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると、3日間程度は鮮度を保つことができますが、できるだけ早めに調理しましょう。

お問い合わせ

産業振興課農林振興班

涌谷町字新町裏153-2

電話:0229-25-8511

ファクス:0229-42-3313