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更新日:2015年6月29日

 涌谷町町民医療福祉センターと遠田消防署合同研修会

 今年で3回目となりました当センターと遠田消防署の研修会は千葉先生の講義や遠田消防署の救急隊が行っている業務、それに伴う実際の現場を想定したシミュレーションが行われました。

 「救急患者の診方(頭部疾患を中心に)」  内科医師 千葉哲矢

千葉先生講義① 救急患者の「みかた」をテーマにした今回の講義は救急患者の症状を例に取り、様々なパターンを用いて脳卒中やめまい、失神などについて話されました。

 講義の中で特に印象に残ったのが「FAST」と呼ばれる脳卒中に関わるこのキーワードです。この「FAST」とはFace(顔の麻痺)、Arm(腕の麻痺)、Speech(言葉の障害)、Time(発症時間)とこれらの項目を合わせて「FAST(急げ)」という意味があり、脳卒中には早期の対応が必要で、その上で大切になってくるキーワードになります。医療に関わりのない方々にもぜひ覚えておいてほしいことだと思いました。

      《千葉哲矢先生の講義の様子》

 「救急救命士処置範囲拡大・シミュレーション披露」   遠田消防署救急隊

消防署講義救急シミュレーション

       《遠田消防署による講義の様子》                 《救急隊によるシュミレーション》

 次に救急係長である千葉救急救命士からの講義がありました。今回は実際に救急隊が行っている救急救命処置の活動範囲、医師や病院との連携について話されました。またこの講義に伴うシミュレーションでは救急隊の活動範囲が拡大したことによる「乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保及び輸血」、「ブドウ糖溶液の投与」の一連の流れを実演していただき、普段なかなか見ることがない実際の現場の様子に見ている我々にもその緊張感が伝わってきました。

 総括

 今回の研修会を通じて普段の救急隊がどのような活動をしているのか、病院との連携はどのようにして行われているのかが多くの当センター職員と救急隊の方々で共に学ぶことができ、とても有意義なものとなりました。

 千葉先生も遠田消防署救急隊の皆さんもナイスパフォーマンスでした!

                                                               総務管理課

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