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更新日:2016年5月12日

国史跡|黄金山産金遺跡出土古瓦(県指定有形文化財)

天平宝珠

「天平…」と年号刻銘の瓦製宝珠と丸瓦、重弁蓮花文軒丸瓦と偏行唐草文軒平瓦各3点の合わせて8点です。

宝珠と丸瓦、軒瓦のセットが天平ろまん館に展示してあります。
黄金山神社の境内を中心とする黄金山産金遺跡は、天平21年(749年)陸奥国守百済王敬福が東大寺大仏鍍金料として黄金900両(約13㎏)を献上した産金地です。

指定瓦は、産金を記念して黄金山の現地(神社本殿の後方地)に建てられた六角円堂(仏堂)の屋根瓦です。

軒瓦の文様は、聖武天皇の勅命で建立の陸奥国分寺の瓦のそれと酷似していて、両寺の親密な関係がわかります。

仏堂の屋根の頂部を飾る宝珠に「天平…」と刻された年号は、瓦の制作時しいては仏堂の建築年次を示すものです。

楷書の筆致は雄揮で格調高く、天皇がわが国最初の産金と讃えた現地の記念堂にふさわしい気迫を感じます。

書き手は、陸奥国守百済王敬福自身か、と擬定される所以です。

「天平」瓦は黄金山神社の存在、今日なお産出する黄金沢の砂金とあいまって、小田郡産金の史実を象徴的に伝えています。

(佐々木茂楨)

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