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更新日:2018年7月4日

四季農耕図屏風

田に植えられた稲が青々と伸びていく季節になりました。

古来より、私たちは、移り変わる四季の美しさの中で暮らしを営んできました。それを代表する美術作品が「四季農耕図」です。四季の移り変わりの中で、働く農民たちの一年を描きます。中国で描かれた養蚕や農耕作業図が、日本へと伝わり四季や年中行事などを加えて描かれるようになったと言われています。

写真の作品は、中国服を着た人々、驢馬(ろば)など中国風に描かれますが、種籾の水漬けに始まり、代掻き、田植え、草取り、水かけ、稲刈り、そして村人総出での脱穀と農作業をリズミカルに描きます。秋、雁の飛来が稲刈りの始まりを告げ、籾殻をついばむニワトリの横でおこぼれに預かろうとする雀など暮らしの豊かさを感じる場面も折込まれます。

作者は、江戸時代後期に活躍した菊田伊洲(一七九一~一八五三)で、仙台藩御用絵師を勤めた人物です。

作品は、六月末より天平ろまん館に展示予定です。

(生涯学習課:福山宗志)四季農耕図屏風

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