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更新日:2020年6月30日
甲子園の高校野球でおなじみの校歌は、児童・生徒の意気や愛校心の高揚を願って作られています。
その歌詞には子供たちの健やかな成を願う心に加え、その地の由来や名勝地がよく登場します。
当町内の小・中・高校の校歌を通観すると、涌谷町やその近隣の豊かな自然や名勝地のほとんどが詠み込まれており、校歌が郷土愛という情操面の涵養をも目指していることが知られます。ほとんどの校歌が七・五調の定型詩で口ずさみやすい軽快なリズムが持ち味と言えましょう。
近年校名の変更に伴い新しく制定された月将館小学校(旧涌谷第二小学校)の校歌は従来の古めかしい校歌のイメージを一新した若々しいみずみずしい感覚で、わかりやすくとても親しみやすい歌詞になっています。そのさわやかな感性に触れながら町内各所の旧跡に思いを馳せるのも一興でありましょう。
なお作詞者の高野ムツオ氏は全国的にも著名な俳人で、塩釜市の俳句誌『小熊座』の主宰をなさっている方です。
(涌谷町文化財保護委員:都築裕孝)
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