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更新日:2018年12月3日

俳句の里づくり

表題の町づくりへのアプローチの第一歩は昭和五十八年九月「奥州涌谷金(くがね)俳句大会」を開催したことに始まります。役場の大会議室に集った一〇〇名を越える県下の俳句愛好者を前に当時の本間八郎町長は祝辞の中で「涌谷町を俳句の里としたい」と宣言しています。その後意気軒昂であった当時の町内の俳句グループの後押しもあり、第九回から大会の名称に「全国」の名を加え「奥州涌谷金俳句全国大会」としました。大会の名称中の「金(くがね)」は当町が日本初の産金の地であり、涌谷町を全国にアピールする大会となりました。またこの大会を開催する記念事業として、大会二年目から町内の名だたる場所に句碑を建立しています。県俳句界の著名な俳人や当町ゆかりの俳人の作品が現在まで十八基建てられています。さらに句碑のある場所には「俳句ポスト」が設置されました。町民のみならず町外から訪れた人も気軽に俳句に親しめるので俳句振興の一助ともなっています。作品は年に一度『隅櫓』という冊子にまとめられ出句者や希望者に配布されています。

大野風子句碑この俳句の里づくりを中核として支えてきた「奥州涌谷金俳句全国大会」は平成二十七年に最後を迎えます。大会運営を実質的に支えてきた町内の俳句グループの高齢化が理由なそうです。足かけ二十五年、当初からは三十三年の歳月を数えます。とても残念に思っていましたところ、最近知り合いの愛好者の方から『合同句集やち』をいただき「やち句会」の発足を知り大変うれしく思っています。町民の一人として「やち句会」の発展と大会の再興を心から願っています。

(涌谷町文化財保護委員:都築裕孝)

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