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更新日:2019年9月5日
私たちが生活している周りには遺跡が多数あります。多くは地中に埋もれているため、普段目にする機会は少ないのですが、長根地区にある国史跡長根貝塚のように、貝層や縄文土器が間近に見られる遺跡もあります。
そもそも遺跡とは昔の人々が暮らしを営んだ結果、残された痕跡のことです。集落や貝塚、城館、お墓などが遺跡にあたります。
遺跡には構成する二つの要素があり、それが遺構と遺物になります。遺構は、人々が生活するために建てられた家・建物の跡や貝塚に残された貝層などのことを表します。一方、遺物とは、人々が生活するために使われた道具のことで、土器や石器、木製品、鉄製品などのことを表します。なお、化石や近頃捨てられたものは含まれません。これら遺構と遺物を総称して、遺跡は構成されています。
このことから、遺物が拾える場所を手がかりにして、遺跡は登録されています。
教育委員会ではその遺跡がある場所に角柱や説明板を設置して、遺跡の周知を図っていますが、全ての遺跡に立てられている訳ではありません。町内には現在確認しているだけで、七十二ヶ所の遺跡があります。
遺跡内で工事を行う場合は遺跡が壊されてしまう可能性があるため、事前に発掘調査が必要となる場合があります。計画を決めた段階でお早めに生涯学習課文化財保護班までご連絡をいただくようお願いします。
(生涯学習課:二瓶雅司)
お問い合わせ
生涯学習課文化財保護班
宮城県遠田郡涌谷町字下道69番地1
電話:0229-43-3001
ファクス:0229-43-3536